興味のむくまま読んだ本♪

読んだ本の事を中心に。

人の上に立つことの覚悟を学べる【女王の花】

 今回は、マンガのご紹介。

 

今、「え〜っ⁈」って声が聞こえた気がする(^^;;

 

ホリエモンだってマンガの書評本出してるじゃない?

ハイ。言い訳です(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

…と言うことで。

 

【女王の花】

マンガだから、表紙が全部並んだ方が楽しいと思って、こうなっています。

↓↓↓

女王の花 1 (フラワーコミックス)女王の花 15 (フラワーコミックス)女王の花 14 (フラワーコミックス)

女王の花 13 (フラワーコミックス)女王の花 12 (フラワーコミックス)女王の花 8 (フラワーコミックス)

女王の花 9 (フラワーコミックス)女王の花 7 (フラワーコミックス)女王の花 4 (フラワーコミックス)

女王の花 10 (フラワーコミックス)女王の花(6) (フラワーコミックス)女王の花 5 (フラワーコミックス)

女王の花 3 (フラワーコミックス)女王の花(2) (フラワーコミックス)

 

国から邪魔者扱いされて他国の人質となった姫が、自国を国王の妾から取り戻して女王になるお話です。

 

一種の大河ドラマよね。

これは。

 

娯楽版として十分楽しめます。

でも。

この本の価値は、リーダーになりたい人やなるべき人が「人の上に立つ、とはどういうことか」ということを学ぶのにとてもいい教材になります。

 

「人を従え動かすものは、怯えや迷いをたやすく見せてはならない。

心に闇を持たねばならない。

弱さは闇で塗りつぶせ。」

 

この本では「国」という単位で表現しているが、リーダーである事は所属の大きさに関わらず、考え方の芯になるものを持たねばならない。

この本には、それが表現されている。

 

この本には厳しい言葉が連ねてあるが、覚悟を持って読めば、学びの宝庫でもある。

 

さあ、この本を読む覚悟はあるか?

 

 

 

揺るぎないミッションが夢を実現に導くことを証明した【「社会を変える」を仕事にする】

社会起業家、という言葉をご存知でしょうか?

 

社会起業家とは「事業を通じて社会問題の改善を図るために起業する人。」を指します。
コトバンクより

 

【「社会を変える」を仕事にする】はそのサブタイトル【社会起業家という生き方】を選び、「日本の役に立ちたい」という想いから自分のミッションを見つけ、実現する為の奮闘を描いた自叙伝です。

 

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫)

「社会を変える」を仕事にする: 社会起業家という生き方 (ちくま文庫)

 

 

・・・と書くと、簡単に終わっちゃいますが。

読みやすい軽い文体とは裏腹に、悩んだ課程や次々におこる難題が目白押しにかかれています。

 

自分のミッションを見つけ・・・なんて、あっさり書いたけれど、そもそもミッションなんてそう簡単に見つかるはずもないんです。

 

でも、自分がどうしたいのか、過去の経験などを掘り起こして「これ」というものを見つけていく課程は、『自分探しの迷路』にはまってしまった人や、今まで自分のミッションなんて考えたこともなかった人にも、十分参考になる内容だと思います。

 

誰もやっていなかったことをやっていくと、様々な理不尽な出来事にも数々ぶち当たるのが、本の後半部分。

・先行して活動していても持ち出し状態のところからは、やっかまれる。
・難題を乗り越えて事業として動き始め認知され始めると、国が政策としてその仕組みをパクっていく。
・自治体行政マンの理解は進まず、ツルの一声で方向転換せざるを得ない事態もあり。

 

・・・とまあ、枚挙に暇がない(゚д゚lll)

 

こう書くと、暗い話か?と誤解を招きそうだが、悪い話ばかりではない。

 

行動すればするほど、想いが広がれば広がるほど、共感し協力する人が現れてくる。
世の中捨てたものじゃないよ、とホッとするのも後半にちりばめられているので、ご安心を(*^^*)


「問題を訴え、その問題を聞いた人が誰かに話し、話を聞いた誰かが共感して何とかしようと頭をひねり、その結果、制度やルールが変わっていく。」


私たちの多くは、著者と同じように社会的起業家として行動できないかもしれない。


いや、行動できない人の方が多いと思う。

 

だからこそ、誰かの想いや問題を耳にしたら、少しだけできる範囲での協力をしてみてはどうだろう。
その小さな協力や繋がりが、社会的起業家のミッション実現のチカラになり「社会を変えていく」と思うと、なんだかわくわくしてこない?


***


著者が立ち上げたのは、お子さまの安心安全を第一に考える病児保育のフローレンス│東京・神奈川・千葉・埼玉の病児ベビーシッター

 この本が出版された2011年当時はどのくらいの規模で事業を行われていたのかは分からないが、現在は大学生の新卒採用を行い900人近い人たちが関わり事業が展開されている。

 

生い立ちと働くことの哲学が詰まった「ゼロ」

図書館で見つけて、後半部分のみ立ち読みしました。あー、正確には座り読み(^^;;

 

前半の自叙伝的箇所はそんなに興味が無かったので、省略です。

 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

 前半のホリエモンの生い立ちから、後半の彼の「働く」ことの哲学が述べられている本。
この構成の特性を生かし、親との関係性から自立や働くことに繋げた切り口が含まれていることが面白い。
また、どんな職場にでも多かれ少なかれあるだろう「愚痴・妬み・足を引っぱる」という同僚との関係性や感情的な側面にも考えが述べられている。
「ネガティブなことを考える人は、ヒマなのだ」と一刀両断する小気味良さに思わず拍手したくなった。

 

「人はメシを食うために働くのではない。自らの生を充実させるために働くのだ。」

この本で言いたい事はなんだったかと聞かれたら、この文に尽きるのではないか。