9人の方へのインタビューから「はたらき」に繋がる考え方やストーリーを探る 『わたしのはたらき』
全国から数百人の人々が奈良県立図書館に集まって、「自分の仕事」について考えあった3日間のフォーラムから生まれた本。
Ⅰ 『自分の仕事を考える3日間』
- 作者: 西村佳哲,nakaban
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Ⅱ 『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』
Ⅲ 『わたしのはたらき』
- 作者: 西村佳哲,nakaban,with 奈良県立図書情報館
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この中の、わたしのはたらき を読了。
この本は著者の西村佳哲さんが9人の方にインタビューしまとめたもの。
「わたしたちには一人ひとりに、その人が持っている”はたらき”があるように思います。
それは職能や肩書き以前のもので、持ち味といえなくもないけれど、もっと力に近い。本人がいることで周囲が受ける影響、ごく自然に生まれる作用があると思う。
その”はたらき”と、本人の仕事、ひいては生きていることがより一致して感じられるとき、人は納得や満足や安らぎを得ているように見えるのだけど、どうでしょうか?」
(まえがきにかえて、より)
前提条件というか、まえがきにかえての考え方が根底にある中での「人」の選択なので、本一冊を通してみると、9人の方それぞれのスタンスが共通しているようにみえる。
それは、人生のゴール設定をして目標に向けて進むと言うよりは、日々を積み重ねて「今にある」というもの。
ただしそれは、成り行き任せではあるけれど、生き当たりばったりとは違う。
それぞれの方のやり方で、「今の状態」が自分にフィットしているか常に考えた中での、成り行き。
言い方を変えると、日常を通して「自分に孵っていく」ことなのだと思う。
だから、一人一人の細部をみると、例えば、A氏とB氏は相反する考えをもって行動して今に至っている人もいるのが分かるのも、この本の面白いところ。
自分の中の本来抱えているミッションを見つけ、自分自身のはたらきに繋げる手がかりになるかもしれない。
ホラー作家キングの文章読本『書くことについて』
スティーブン・キングは、映画『キャリー』『シャイニング』などの原作者。
- 作者: スティーヴンキング,Stephen King,永井淳
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/01/01
- メディア: 文庫
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有名だから知ってるって言うだけで、ホラー映画は怖くて見たことありません。
ましてや、その原作なんて読んだことないし、「原作かく頭の構造ってどうなってるのよぉ〜」って思っておりました。
こちらの本
で、キングが「書くこと」について述べている本と言うことで推薦されていたので読んでみよう、って思ったのがこの本を読むきっかけ。
「書くこと」の本だったら、絶対怖いことはないだろうしね。
結果。
読んでよかった♪
理由1つめ。
キング曰く
「作家になりたいのなら、絶対しなければいけないことがふたつある。たくさん読み、たくさん書くことだ。私の知る限り、そのかわりになるものはないし、近道もない」
作家になるつもりはないかもしれないけれど、ブログ程度の文章にしても、文を書いているならこの言葉は学ぶべきことだと思うのです。
そして、理由の2つめ。
キングという人が分かったこと。(分かったからどう、ってことはないんですが。)
ホラー作家って生活そのものがホラーになっているのかと勝手に想像していましたが、かなり普通!!
一日に書く量を決めている。散歩の時間もある!
そういう話が好きだから書いている。
つまり、読むのも好きってことですね。
こうやって人が分かると、作品を読んで見ようかと思えるから、不思議です。
あ、怖くない作品もあります。
これもキングの作品だと知ったのは、映画を見たあと、随分経ってからのことでした。
こうして、また、読みたい本がどんどん増えていく〜